【2026/07/22】きのうのビットコイン
きのうの数字
- BTC $65,668(24h-1.7%)、週間 $62.5k〜$66.9k
- 米ETF 6営業日連続の流入・計$930M
- 資金調達率 年率+1.3%・27日連続プラス、OI は7日で-1.0%
- F&G 33「恐怖」、Coinbase Premium マイナス78日目
数字の背景と指標の読み方は、同じ日のマーケットレポートにまとめています。
きのうのニュース
📈 MSTRのmNAV52週安値、BitMEXが読み解き
BitMEX Blogが、MSTR株を買うべきかを論じる分析記事を公開しました。保有ビットコインの純資産価値に対する株価の倍率であるmNAVが52週安値まで圧縮している状況を出発点に、投資家が目安に使うBitcoin Per Share(1株あたりビットコイン)が実際の持ち分を39%も過大に見せていると指摘しています。記事はCEBEと呼ぶ枠組みでその過大評価を補正し、データから導いた5通りの取引の組み立て方まで提示しました。ビットコイン保有企業の株を、保有量の額面ではなく実質の持ち分で測り直す視点を示した点が重要です。
🏦 Galaxy、耐量子化に最大500万ドル拠出
Galaxy Digitalが、ビットコインを量子コンピュータの脅威に備えさせる取り組み「Bitcoin Quantum Readiness Initiative」を立ち上げました。開発者向けの助成金、研究、諮問委員会の設置に最大500万ドルを投じる内容です。狙いは、急速に進む量子ハードウェアの開発と、耐量子暗号への取り組みがようやく始まったばかりのビットコイン開発者コミュニティとの間に開いた差を埋めることにあります。プロトコルの長期的な安全性に関わる作業に、大手運用会社が資金の面から関与する形になった点が注目されます。
🇺🇸 OKX、BitLicense生みの親クオモ元知事を取締役に
暗号資産取引所のOKXが、アンドリュー・クオモ元ニューヨーク州知事を取締役に迎えました。クオモ政権はニューヨーク州の暗号資産規制であるBitLicenseを生み出した張本人であり、一方のOKXは同州でそのライセンスをいまだ取得できていません。自社を締め出してきた制度の設計者を経営陣に招く形になり、規制対応を人脈で押し進めようとする動きとして受け止められています。米国の州レベルの規制が取引所の事業展開を左右し続けている現状を、象徴的に示す人事です。
🏢 ジャック・マラーズ、91%下落のTwenty One退任
ジャック・マラーズ氏が、株価が91%下落したTwenty Oneを去りました。本人は退職金を一切受け取っていないと主張していますが、実際には退職合意にあたって160万ドルの現金を受領していたとProtosは報じています。ビットコインを財務資産として積み上げる企業の旗手として注目を集めた人物の退場であり、その企業価値がこの水準まで削られたうえでの離脱という点で、ビットコイン保有企業という事業モデルへの評価そのものに影を落とす出来事です。
🚨 42DAO攻撃でBalance Coin99%暴落、91.5万ドル被害
BNB Chain上の42DAOが、発行管理の不備を突かれる攻撃を受けました。攻撃者は2時間のうちに2度にわたって侵入し、null アドレスから450万BLCを新規発行しています。これによりBalance Coinはドルペッグから99%崩落し、被害額は91.5万ドルと報じられました。トークンの発行権限をどう制御するかという基本的な設計が突かれた事例で、ペッグを掲げる資産でも、発行そのものが乗っ取られれば価格の裏付けは一瞬で消えることを改めて示しています。
🚨 北朝鮮ハッカー、AI企業OROから63万ドル窃取
AI企業のOROが、北朝鮮のハッカーによって63万ドル相当の暗号資産を盗まれたと明らかにしました。攻撃者は同社の従業員をだまし、悪意あるMicrosoftの拡張機能をインストールさせる手口で侵入しています。取引所やプロトコルの脆弱性ではなく、社員個人の端末と業務ツールが入り口になった点が特徴です。北朝鮮系の集団による暗号資産の窃取は続いており、防御の要が技術的な堅牢さだけでなく、日常的に使うソフトウェアの導入手順にもあることを示す事例です。
⚡ BIP-110、8月の署名期限前にマイナー支持1%未満
ビットコインのデータ格納を一時的に制限する提案であるBIP-110が、8月7日ごろと見込まれるマイナーの必須シグナリング期間を前に、支持するハッシュレートが1%を下回っています。主要なマイニングプールで賛同を表明したところはまだありません。ソフトフォークは採掘側の支持が集まらなければ発動しないため、現状のままでは期限を迎えても成立しない公算が大きい状況です。ブロックチェーンへの任意データ書き込みをめぐる論争が、実際の合意形成の段階で行き詰まりつつあります。
⚡ Block、Nostr基盤の業務環境Buzzを公開
Blockが7月21日、Nostrの上に構築した業務環境「Buzz」を公開しました。Apache 2.0ライセンスの無償ソフトウェアで、人間の従業員とAIエージェントが同一の暗号学的な識別子の層を共有して働く設計になっています。同社は自社の内部利用においてSlackとGitHubをこれに置き換えたとしています。ビットコイン界隈から生まれた分散型プロトコルであるNostrが、SNSの用途を越えて企業の業務基盤として実運用に投入された事例であり、その実用性を測る材料になります。