【2026/07/28】きのうのビットコイン
きのうの数字は今日のマーケットレポートをみてください。
きのうのニュース
🏦 米ビットコインETF、週末に4.75億ドル流出
Bitcoin Magazine によると、米国のビットコイン現物ETFから先週末にかけて4億7500万ドルを超える資金が流出し、7営業日続いていた資金流入の連続記録が途切れました。Farside Investors のデータにもとづく数字で、直前まで続いていた買い越しの流れが週の終わりに反転した形です。ETFの資金フローは米国の機関投資家の需要をもっとも直接に映す系列であり、連続流入が止まったこと自体が地合いの変化として受け止められています。流入が細れば発行体による現物の買い付けも細るため、値動きを下から支える力が一段薄くなる点が意識されます。
🏦 ロシア最大手ズベルバンク、12月までに暗号資産基盤
Bitcoin Magazine が伝えたロシアの通信社インターファクスの報道によると、ロシア最大の銀行であるズベルバンクが12月までに暗号資産のインフラを構築する計画です。中核となるのは顧客の保有を記録するデジタル預託機関で、銀行の既存の枠組みのなかで暗号資産を扱えるようにする狙いとみられます。最大手行が期限を切って基盤整備に動くことは、その国の投資家が規制された経路で暗号資産に触れる入口が一気に広がることを意味します。取引所ではなく銀行が保管と記録を担う形が各国で増えており、その流れにロシアも加わる動きとして注目されます。
⚠️ 米1390億ドル入札、2年債堅調・5年債は歴史的低調
TFTC によると、米財務省は7月27日に2年債と5年債の2本立てで合計1390億ドルの入札を実施し、結果は正反対でした。2年債がほぼ完璧と評される消化となった一方、5年債は歴史的な低調に終わり、売れ残りをプライマリーディーラーが3月以来の高い水準で抱えることになりました。年限によって需要がここまで割れるのは珍しく、短い期間の資金には買いが入るが期間リスクは取りたくないという投資家の姿勢がうかがえます。長めの金利に上振れ圧力がかかる局面は、金利の付かない資産であるビットコインにとって逆風になりやすく、マクロ側の要注意材料です。
🇺🇸 CLARITY法案、上院本会議へ 60票確保が壁
Crypto in America と Bitcoin Magazine によると、共和党は今週から上院本会議で暗号資産の市場構造法案 CLARITY Act の審議に入りたい考えですが、議事を進めるのに必要な60票の確保が最大の壁として残っています。共和党のデーブ・マコーミック上院議員は Fox Business で、民主党が進行を止めていると述べました。コインベースの最高政策責任者ファリヤー・シルザド氏は同法案を「極めて超党派的」と評し、両党が採決に踏み切るべきだと訴えています。現物市場の規制権限の所在を定める法案であり、業界にとって数年来の最重要案件です。
🇺🇸 NY州司法長官、CLARITY法案は州の摘発権を奪うと警告
TFTC によると、ニューヨーク州のレティシア・ジェームズ司法長官が上院銀行委員会に意見書を提出し、CLARITY Act は州による詐欺の摘発権限を連邦法が先取りする形で無力化してしまうと警告しました。60票を要する本会議での採決を前にした動きです。暗号資産の不正をめぐる摘発はこれまで州の司法当局が担ってきた部分が大きく、その権限が連邦へ吸収されるかどうかは、業界にとっては規制の窓口が一本化されるか二重のままかという分かれ目になります。推進側が超党派の支持を訴えるなかで反対の論拠が示された形で、採決の行方に影響します。
🏢 ストラテジー、5週連続で買い増しなし 自社株買い2500万ドル
Bitcoin Magazine によると、ストラテジーは今週もビットコインを買い増さず、買い増しのない期間は5週間に達しました。同社は代わりに優先株 STRC を2500万ドル分買い戻しています。継続的にビットコインを買い続ける企業として市場の需要の一角を担ってきただけに、5週にわたる空白は、資金調達の環境や自社証券の値位置が以前ほど有利ではないことをうかがわせます。新規の買い付けではなく自社の証券を買い戻すという判断は、資本を外向きにではなく内向きに使う局面に入ったことを示しており、企業財務からのビットコイン需要が細っている兆候として受け止められます。
🚨 BitMart、閉鎖発表後24時間の出金63件どまり
Protos によると、閉鎖を発表した取引所 BitMart からの出金処理が滞っており、アナリストは発表後の24時間で処理された出金がわずか63件だったと指摘しています。閉鎖を告げた取引所で出金が進まないことは、預けた資産を実際に引き出せるのかという最も基本的な問いに直結します。過去の破綻事例でも、出金の停滞は支払い能力への疑念が表に出る最初の兆候になってきました。件数だけで全体像は判断できませんが、進捗の遅さは警戒に値します。取引所に資産を置いたままにするリスクと、自己保管の意味を改めて考えさせる事例です。
⚡ 量子耐性移行、旧署名の無効化めぐり議論続く
開発者向けメーリングリスト bitcoin-dev で、量子計算機への耐性を持たせる移行にあたって旧来の署名方式をどう無効化していくか、その方式が抱えるゲーム理論上の問題を扱ったスレッドが続いています。今回の投稿はそのスレッドへの返信です。旧方式で保護された資金をいつからどのように扱えなくするかという設計は、純粋な暗号技術の話にとどまらず、失われた鍵の扱いや利用者が移行に動く動機づけといった、人の行動を織り込んだ問題になります。合意形成に長い時間を要する領域であり、開発者が早い段階から論点を洗い出している段階です。