【2026/07/29】きのうのビットコイン

きのうの数字は今日のマーケットレポートをみてください。

きのうのニュース

🏦 FBTC目論見書に予備保管人条項、自己保管の売り文句と乖離

フィデリティは現物ビットコインETFのFBTCについて、自社のFidelity Digital Asset Servicesが保管を担う点を他のETFとの差別化として売り込んできました。しかしSECへの登録届出書には、別の保管業者を立てられる予備保管人の条項が入っており、この文言はマーケティング資料には一切出てきませんでした。保管の担い手は目論見書の上では固定されていないことになります。TFTCは、投資家に伝えられてこなかった裏の手当てだと指摘しています。ETFを選ぶ際に説明されていた保管体制が、法的な書面ではどこまで担保されているのかを問う内容です。

出典: TFTC

🇺🇸 SEC委員長、Clarity Act前進に「コミット」表明

米証券取引委員会(SEC)のポール・アトキンス委員長が、暗号資産の規制の枠組みを定めるClarity Act(クラリティ法案)を前に進めることに「コミットしている」と述べ、法案への支持を表明しました。Bitcoin Magazineは、同法案の後押しに回った顔ぶれに規制当局のトップが最も新しく加わった形だと伝えています。市場が長く待ってきたのは、どの資産が証券に当たるのかという線引きの明確化です。その執行を担う当局の長が推進側に立ったことは、法案が実務のうえで機能する見通しを高める材料になります。

出典: Bitcoin Magazine

🇺🇸 Clarity Act採決期待の後退でビットコイン下落

ビットコイン相場が下落しました。Bitcoin Magazineは、長く待たれてきたClarity Act(クラリティ法案)の成立期待が後退したことを背景に挙げています。一部の議員は来週にも同法案の採決にこぎつけたいと期待していますが、その見通しが不透明になったことが売りを誘った形です。規制の線引きが決まらない限り、機関投資家の本格的な参入判断も先送りされやすくなります。委員長が支持を表明した一方で、議会側の日程は固まっていません。法案そのものよりも「いつ決まるか」が相場材料になっている局面です。

出典: Bitcoin Magazine

🏢 エミレーツ航空、ビットコイン決済を導入

ドバイを拠点とする大手のエミレーツ航空が、ビットコインをはじめとする暗号資産での支払いに対応すると発表しました。同社は2022年の時点でビットコイン決済の導入を示唆していましたが、実際に動き出すまでに数年を要した形です。Bitcoin Magazineが伝えています。国際線を運航する航空会社は決済の通貨が国をまたぐため、暗号資産の使い道が実需として立ちやすい業種にあたります。中東の主要企業が航空券という日常的な支払いの場でビットコインを受け入れる意味は小さくありません。

出典: Bitcoin Magazine

🏢 Core Scientific、第2四半期にビットコイン積み増し

米上場マイナーのCore Scientificが、第2四半期にビットコインを買い増し、バランスシート上の保有量を積み増していたことが分かりました。同社の保有量は年初からの推移では減少しており、これまで売却を進める方針を取ってきましたが、直近の四半期に限れば速いペースで積み増しに転じています。Bitcoin Magazineが伝えています。採掘したビットコインをすぐ売って運転資金に充てるのか、貸借対照表に残すのかは、マイナーの体力と相場観がそのまま表れる判断です。方針の変化として注目されます。

出典: Bitcoin Magazine

⛏️ Block製採掘チップの契約解消に4,190万ドルの損失計上

Core Scientificは、ジャック・ドーシー氏が率いるBlockに対し、ビットコイン採掘用チップの購入代金として6,790万ドルを支払っていました。そのうえで、今後も買い続ける義務から抜けるために4,190万ドルの損失を計上したとProtosが報じています。つまり、買うのをやめる権利そのものに4,190万ドルを払った計算になります。Blockは自社製採掘チップを事業の柱の一つに据えてきましたが、大口の顧客が違約金を払ってでも離脱を選んだことになり、その事業の採算性に疑問符が付きます。

出典: Protos

⚡ セイラー氏、コンセンサスルールを「憲法」と宣言

マイケル・セイラー氏が7月28日、Xに9本連続の投稿を行い、ビットコインのコンセンサスルールを憲法になぞらえました。そのうえでBIP-110、コベナンツ、ブロックサイズ拡大の各提案をまとめて「憲法違反」と位置づけ、いずれも同じ性質の逸脱だと批判しています。TFTCによれば、BIP-110のマイナー支持率は2.64%にとどまり、強制シグナリング期間は8月9日ごろに始まる見込みです。最大級の保有企業を率いる人物が個別の提案ではなく合意形成のあり方そのものに踏み込んだ点が、議論を呼んでいます。

出典: TFTC

⚡ 耐量子署名候補HAWK-256、AIが60時間で解読

Anthropicの未公開モデルClaude Mythos Previewが、NISTの耐量子署名の第3ラウンド候補であるHAWK-256を約60時間、費用にして約10万ドルで破り、この方式の実効的な鍵強度を半分に切り下げたとTFTCが報じています。量子計算機の実用化を待たずとも、既存の計算資源と機械学習だけで候補方式が崩れうることを示した例です。ビットコインの耐量子移行の道筋であるBIP-360はHAWKを採用しておらず、新しい暗号方式の採用に慎重だった判断が結果として正しかった形になります。

出典: TFTC