【2026/07/30】きのうのビットコイン

きのうのニュース

⚠️ FRBが金利据え置き、ビットコインは静観

米連邦準備制度理事会(FRB)が政策金利の据え置きを決めたものの、ビットコイン価格はほとんど反応しませんでした。Bitcoin Magazineは「主要暗号資産は大きく動かず、FRBが次にどう動くかも明確でなかった」と伝えています。金融政策の発表はかねてビットコインが大きく動く材料でしたが、今回は発表をまたいでも値動きは限定的でした。利下げ再開の時期を示す手掛かりが乏しいなか、市場は次回以降の会合や経済指標を待つ構えです。金融政策とビットコインの連動が薄れつつあるのかを測るうえで、静かな反応そのものが注目された一日でした。

出典: Bitcoin Magazine

📈 「流動性の冬は終わっていない」ハウエル氏

アナリストのマイケル・ハウエル氏が、世界の流動性サイクルは2025年にピークを付けており、今後数カ月にわたって逆風であり続ける可能性がある、との見方を示しました。TFTCが同氏の分析を紹介したもので、世界的に資金の流れが細る「流動性の冬」の局面では、ビットコインを含むリスク資産の上値は重くなりやすいと論じています。一方で記事は、たとえ流動性の冬が厳しいものになっても、ビットコインの通貨としての本質的な価値提案は生き残れる、と結んでいます。強気の見方が目立つなかで、時間軸への慎重さを促す指摘として注目されます。

出典: TFTC

🏦 FidelityのFBTC、非開示の予備カストディ条項

TFTCが、Fidelityの現物ビットコインETF「FBTC」のカストディ(資産保管)を巡る開示の食い違いを指摘しました。Fidelityは、自社系列のFidelity Digital Asset Servicesがビットコインを保管する自社カストディを、他のあらゆる現物ETFに対する差別化要因として宣伝してきました。ところがSECに提出された登録届出書には予備カストディアンに関する文言が含まれており、この記述はマーケティング資料には一度も登場していないといいます。ETFの信頼は誰がどこでビットコインを保管するかに直結するだけに、開示と宣伝の差は投資家にとって見逃せない論点です。

出典: TFTC

🇺🇸 SEC委員長、Clarity Act推進へ「コミット」表明

米証券取引委員会(SEC)のポール・アトキンス委員長が、暗号資産の規制の枠組みを定めるClarity Act(市場明確化法案)の前進を支援することに「コミットしている」と表明しました。Bitcoin Magazineによると、同法案への支持を公に示した最新の要人です。上院で審議が続く同法案を巡っては、この日はLummis上院議員が審議の遅れを批判し、DCGが「可決しなければシンガポールやUAEに後れを取る」と警告するなど、支持表明が相次ぎました。規制当局のトップ自らが立法の後押しを明言したことは、法案成立に向けた追い風になり得ます。

出典: Bitcoin Magazine

🇺🇸 民主党上院議員もClarity Act支持へ、修正が条件

民主党の上院議員がClarity Actを支持する意向だと報じられました。ただし、法執行機関に関する修正条項を法案に盛り込むことが前提で、Bitcoin Magazineによると、修正を求めて交渉を続けているのは主に民主党側の議員です。同法案は今年に入り上院で足踏みが続いており、銀行ロビーの反対も停滞の一因とされてきました。共和党側が民主党の対応の遅さを公然と批判するなど党派間の駆け引きが続くなか、条件付きとはいえ民主党から支持が出てきたことは、可決に必要な超党派の枠組みづくりが一歩進んだことを示しています。

出典: Bitcoin Magazine

🏢 Twenty One新CEO、財務プレミアム収斂を警告

Twenty One Capitalの新CEOに就いたRaphael Zagury氏が、就任からわずか2日後のマイアミでの講演で、株価のプレミアムを原資にビットコインを買い増す「ビットコイン財務戦略」は容易なリターンを生み続けられない、と警告しました。同氏は、セクター全体でプレミアムは1倍に向けて収斂していくはずだとの見方を示しています。財務戦略企業の当事者であるトップ自らが、プレミアムを使った裁定の時代の終わりを公言したかたちで、同様の戦略を採る各社の資金調達モデルの持続性を問い直す発言として注目されます。

出典: TFTC

⚡ Silent Payments関数、libsecp256k1にマージ

Bitcoin Coreが利用する暗号ライブラリlibsecp256k1に、Silent Payments(BIP-352)関連の関数群がプルリクエスト#1765としてマージされました。Silent Paymentsは、受け取る側が固定の静的アドレスを1つ公開するだけで、オンチェーン上ではアドレスの再利用が第三者から見えない形で支払いを受け取れる仕組みで、ビットコインのプライバシー向上の中核提案の一つです。基盤となる暗号ライブラリ本体に機能が取り込まれたことで、各ウォレットが独自実装を持たずに対応しやすくなり、普及に向けた重要な一歩となります。

出典: github.com

⚡ BIP-360実装をregtestで検証、仕様議論が前進

技術フォーラムのDelving Bitcoinで、BIP-360(P2MR)をBitcoin Coreに実装し、テスト用ネットワークregtest上で動かした結果が報告されました。投稿ではテストベクタの検証結果や性能の計測値が共有され、仕様への意見が募られています。BIP-360は、量子コンピュータへの耐性を見据えて議論されている新しい出力タイプの提案で、机上の議論から実際に動くコードでの検証へと段階が進んだことを示すものです。実装を伴った議論は仕様の詰めを大きく速めるため、耐量子化への備えの進み具合を測るうえで注目されます。

出典: delvingbitcoin.org