【2026/08/02】きのうのビットコイン

きのうのニュース

⚠️ 利回り上昇は不可避、Fed は利上げへ — Howell 氏

TFTC のポッドキャストに Michael Howell 氏が再登場し、名目GDPの計算から利回りが上昇せざるを得ないこと、FRB が静かに進めている利回りのボラティリティ管理、そして中国が金相場を牽引している理由を論じました。同氏は、これから来る通貨価値の希薄化に対して、ビットコインが最もよく裏付けの取れたヘッジであり続けると述べています。金利が高止まりする局面はリスク資産に逆風となる一方、財政と通貨の膨張が続くなら保有の動機はむしろ強まるという二面性を示した議論で、足元の重い相場をどう位置づけるかの手がかりになります。

出典: TFTC

🇺🇸 トランプ氏、超党派の倫理案を検討 — 法案採決を左右

Crypto in America によると、ホワイトハウスが超党派の倫理関連の提案にどう応じるかが、暗号資産の市場構造法案をめぐる上院の動きを左右する見通しです。対応次第で、長く待たれてきた討論終結(クローチャー)動議の採決が来週にも進むかどうかが決まるとされます。市場構造法案はビットコインを商品として CFTC の管轄に置く枠組みを含み、米国の規制の輪郭を決める法案です。倫理条項という本筋から外れた論点が採決の可否を握る構図で、立法の遅れはそのまま制度の不確実性として市場に残ります。

出典: Crypto in America

🇺🇸 上院の市場構造法案、8月10日の休会が事実上の期限

上院共和党は 2026年7月22日、デジタル資産市場 CLARITY 法の上院版の最新テキストを公表しました。ただ 8月10日から上院の地元活動期間が始まるため、8月上旬が本会議で採決にかける現実的な締め切りだと見られています。技術的には秋の採決も可能ですが、歳出をめぐる攻防と選挙日程で本会議の時間は乏しく、先送りは年内断念に近づきます。CFTC も8月までにいわゆる「クリプト・スプリント」をまとめる方針で、現物取引やトークン化担保の扱いが焦点です。数週間のうちに米国の規制の骨格が決まるかどうかが問われています。

出典: dwt.com

🏛️ 戦略備蓄、数週内に大型発表 — 法的枠組みで突破口

ホワイトハウスの暗号資産担当顧問 Patrick Witt 氏がラスベガスの Bitcoin 2026 で、戦略ビットコイン準備について数週間以内に大きな進展を公表すると述べました。準備金を支える法的枠組みで突破口が開けたとしています。連邦政府はすでに約 328,372 BTC、時価で約250億ドルを保有し、流通量の 1.56% 前後を握る最大の国家保有者ですが、その大半は刑事没収と押収によるもので、市場での購入ではありません。財務省と商務省のどちらに置くかが定まらず、恒久化には年末の国防授権法の審議が次の現実的な受け皿と見られています。

出典: Bitcoin Magazine

⛏️ 採掘難易度、年内高値から14%縮小 — 各社が AI へ転換

CoinDesk によると、ビットコインの採掘難易度が今年の高値から 14% 縮小しました。ネットワークのハッシュレートは 2025年末の1ゼタハッシュ超のピークから約12%落ち、7月下旬でおよそ 868 EH/s です。生産コストが 1BTC あたり 9万ドル近いのに対し価格は 6万ドル台で、採算の合わない事業者が設備を止めています。上場マイナーは累計 700億ドル超の AI・HPC 契約を抱え、CoinShares は年末までに収益の最大7割が AI 由来になり得ると見ています。Luxor の先物が示すハッシュプライスも 31.85ドルどまりで、収益回復はほとんど織り込まれていません。

出典: CoinDesk

🚨 Coldcard の乱数欠陥、約1,000BTC が41分で流出

2026年7月30日、Coldcard ハードウェアウォレット 1,196 個から 41分間で 1,000 BTC 超、約7,000万ドル相当が抜き取られました。攻撃者は残高の大きい順に狙い、最初の10分だけで約3,000万ドルを回収しています。原因は 2021年3月のファームウェア統合の誤りで、シード生成が STM32 のハードウェア乱数生成器ではなく決定的な疑似乱数生成器へ流れていました。libngu が MICROPY_HW_ENABLE_RNG の有効・無効ではなく定義の有無だけを見ていたため、MicroPython の Yasmarang に落ち、推測不能なはずのシードが総当たり可能になっていました。端末に触れずに鍵が再現された事例です。

出典: CoinDesk

🚨 Coldcard 保有者は即時退避を — 影響範囲と手順を解説

TFTC のポッドキャストに James O’Beirne 氏が出演し、Coldcard の乱数生成の脆弱性について、誰が影響を受けるのか、エントロピーの数値が実際に何を意味するのか、そして安全に資金を退避させる手順を解説しました。番組では、この脆弱性が現実のものであり、影響範囲が広がり続けていて、すでに実際にコインが失われていることが強調されています。Coinkite は責任を認めて緊急のファームウェア更新を公開し、利用者に新しいリカバリーフレーズの作成と資金の移動を呼びかけています。冷たい保管であっても、鍵の作られ方まで遡って確かめる必要があることを示した一件です。

出典: TFTC

⚡ Bitcoin Core に BIP54、積み残し整理の PR 提出

Bitcoin Optech のニュースレター #415(2026年7月24日)によると、Antoine Poinsot 氏が Bitcoin Core に PR35793 を開き、コンセンサス・クリーンアップのソフトフォーク BIP54 を実装しました。この PR はソフトフォークの中身だけを含み、有効化の仕組みは含んでいません。BIP54 は重複トランザクションや検証コストの重いブロックといった、初期の設計から残っている不具合をまとめて塞ぐ提案です。同じ号では Lightning Labs が3つ目の Ark 実装を公開したこと、silent payments の libsecp256k1 への統合が進んでいることも報じられています。

出典: Bitcoin Optech