【2026/08/04】きのうのビットコイン

きのうのニュース

🇺🇸 クラリティ法案、長期休会入りで採決先送りの恐れ

米議会が今週から1か月を超える長期休会に入るため、暗号資産の規制の枠組みを定める Clarity Act が休会前の採決に間に合わない可能性が高まっています。Bitcoin Magazine の Mathew Di Salvo 記者は、法案がまたも先送りされる危険があると伝えています。業界が長く待ってきた規制の明確化は、休会を挟むことで少なくとも1か月以上先へずれる計算になります。米国で事業や上場商品を設計する側にとっては、前提となるルールが定まらない期間がそれだけ延びることを意味し、判断を待たせる要因になります。

出典: Bitcoin Magazine

🇺🇸 元FBI捜査官、押収暗号資産の窃取で起訴

元 FBI 捜査官の Patrick Steven Yaroch が、FBI の管理下にあった暗号資産を盗んだとして起訴されました。Protos によると、Yaroch は盗んだ資金を Suilend と Kraken へ送金していたとされます。押収資産を預かる側であるはずの捜査機関の内部から流出が起きた形です。政府が没収・保管するビットコインの規模が各国で膨らむなか、誰が鍵を持ち、内部の不正をどう防ぐのかという保管体制の問題が、実際の起訴という形で表に出た事例になります。

出典: Protos

🏢 Strategy、5週間の買い停止を経てビットコイン売却

Strategy が5週間にわたって購入を見送ったあと、保有するビットコインの売却に踏み切ったと Bitcoin Magazine が報じました。同社は買いを止めていた間、現金残高の強化に注力していたとされます。買い増しを続ける企業の代表格と見なされてきた同社が、購入停止から売却へ回ったことの意味は小さくありません。企業財務による継続的な買いを前提に相場を語る見方に対して、その前提が常に成り立つわけではないことを、当の代表格自身が示した格好です。

出典: Bitcoin Magazine

⛏️ American Bitcoin、四半期採掘932BTCで過去最高

American Bitcoin の第2四半期は、採掘量が過去最高の932 BTC、財務が保有するビットコインは14%増の8,002 BTC となりました。同じ期間に現物価格は12%下落しています。TFTC は、この見出しの数字が重要な事実を覆い隠していると指摘します——保有のうちおよそ3,090 BTC は担保として差し入れられている分です。Bitcoin Magazine によれば四半期は赤字だったものの、保有の積み増しを受けて株価は上昇しました。採掘企業の保有量が、そのまま自由に動かせる残高とは限らないことを示す例です。

出典: TFTC

🚨 Coldcard被害拡大、盗難総額1.14億ドル超に

ハードウェアウォレット Coldcard を狙った窃取が続いており、盗まれたビットコインの総額は1億1,400万ドル超に達したと Bitcoin Magazine が伝えています。攻撃は一度で終わっておらず、ウォレットからの引き出しは現在も進行中で、被害額は続報のたびに膨らんでいる状況です。自分で鍵を持つことを勧めてきたビットコインの世界で、その鍵を守るための機器そのものが被害の入口になりました。保管方法の見直しを迫られる利用者は、被害に遭っていない層まで広がります。

出典: Bitcoin Magazine

🚨 原因は乱数生成の不備、1,359BTC流出の経緯

Protos が Coldcard 事件の経緯を時系列でまとめています。原因は、Coldcard のファームウェアが真の乱数生成器を適切に使っていなかったことにあり、生成された鍵が推測可能な状態になっていました。攻撃者はこれを突いて先週のうちに1,359 BTC、当時のレートでおよそ8,500万ドル相当を一掃しています。別稿で Protos は、被害額は8,800万ドル超に上るとし、取り戻す道はSNSのダイレクトメッセージではなく法執行機関から始まると呼びかけています。

出典: Protos