【2026/08/06】きのうのビットコイン

きのうのニュース

🇺🇸 Clarity 法案の倫理条項、ホワイトハウスが審査

Bitcoin Magazine は、ホワイトハウスが Crypto Clarity Act の倫理条項の文言を審査に入ったと報じました。8月の期限を前にした動きで、上院に残された採決の時間は数日しかありません。長く待たれてきた同法案は暗号資産の規制上の位置づけを定めるもので、倫理条項の扱いが最後の関門として残っている形です。行政府側の確認が終わらなければ本会議の日程は組みにくく、期限を越えれば審議は次の会期へ持ち越されます。相場に直結する材料ではありませんが、米国のルールが今会期で定まるかどうかは、事業者の設備投資や上場計画の前提を左右します。

出典: Bitcoin Magazine

🇺🇸 ルミス議員、休会前の Clarity 法案採決を要求

Cynthia Lummis 上院議員が、議会の休会に入る前に Clarity 法案を処理するよう上院に呼びかけました。Bitcoin Magazine によれば、同議員は一部の議員がなお採決の先送りを望んでいるとしたうえで、「Clarity が死ぬなら、殺したのは民主党だ」と述べています。法案は時間切れが迫っており、休会を挟めば審議の勢いは失われます。党派対立の構図を前面に出した発言は、法案が流れた場合の責任を相手方へ寄せる政治的な牽制でもあります。米国の規制枠組みが固まるかどうかは、取引所や受託業者の事業計画に直接効いてきます。

出典: Bitcoin Magazine

🏛️ ロシア、取引所規制法が成立 決済禁止は維持

ロシアで暗号資産の交換業者を規制する新しい法律が署名され、成立しました。Bitcoin Magazine によれば、交換業に対する規制の枠組みは整う一方で、国内の支払いにビットコインを使うことは引き続き禁止されます。国民がコーヒーの代金をビットコインで払えるようになるわけではない、と同誌は表現しています。交換業を合法の枠内に取り込みつつ、通貨主権に触れる決済用途だけは閉じたままにする、という線引きです。取引の受け皿を国内の管理下へ囲い込む狙いがうかがえ、規制の整備が必ずしも利用の自由化を意味しないことを示す例になります。

出典: Bitcoin Magazine

🏢 Strategy、従業員の子へ年250ドル拠出

ビットコイン財務企業の Strategy が、米国内の従業員の子どものために開設される Trump Accounts へ年250ドルを拠出すると表明しました。連邦の制度に企業の資金を上乗せする大手企業の列に、同社も加わった形です。Bitcoin Magazine が伝えました。ビットコインを準備資産として積み上げてきた同社が、従業員向けの福利厚生では米国の新しい貯蓄制度に乗るという対比が目を引きます。財務戦略そのものの変更ではありませんが、政権の看板政策に企業として足並みをそろえる姿勢を示すもので、同種の企業の追随を促す可能性があります。

出典: Bitcoin Magazine

🚨 Coldcard 流出、高確度で約1,500BTC

Galaxy Research の Alex Thorn が TFTC のポッドキャストに出演し、Coldcard の危機から5日目のオンチェーン調査の結果を語りました。攻撃は3つの波に分かれており、高い確度で盗まれたと見られる資金は約1,500BTC。第1波については攻撃者の身元につながる痕跡も追えているといいます。Coldcard の利用者がいま何をすべきかにも触れました。乱数生成器の脆弱性という、鍵の生成そのものを崩す種類の事故であり、被害額の確定作業と並行して、ハードウェアウォレットの安全性の見立てを組み直す必要が出ています。

出典: TFTC

🚨 Boltz、ビットコインの交換を無期限停止

非カストディアル型のビットコイン交換サービス Boltz が、8月3日にすべてのサービスを無期限で停止しました。TFTC によれば、AI によって加速した攻撃が数か月にわたって続き、脆弱性を修正する速度が攻撃者の発見速度に追いつかなくなったことが理由です。利用者の鍵を預からない設計であっても、攻撃側の探索が自動化されれば運営そのものが成り立たなくなり得ることを示す事例になります。Protos は同社の warrant canary が更新されていない点を当局の圧力の兆候と見る指摘も報じており、停止の背景をめぐる見方は割れています。

出典: TFTC

⚡ Red Team、390リポジトリで重大欠陥85件

Coldcard の乱数生成器の脆弱性が1億ドルを超える流出を招いたことを受け、Calle と Rob Hamilton が率いる Bitcoin Red Team が、オープンソースの390リポジトリを対象に監査を進めています。すでに4,962件の指摘を提出し、そのうち85件が重大な欠陥と判定されました。Bitcoin Magazine が伝えています。単一製品の事故を、エコシステム全体のコード監査へ広げる動きです。ウォレットや周辺ツールが共有する依存関係に穴が残っている限り同じ形の事故は繰り返されるため、横断的な洗い出しの意味は大きいと言えます。

出典: Bitcoin Magazine

⚡ Blockclock に盗聴の疑い、Coinkite へ懸念

Coldcard を手がける Coinkite の製品 Blockclock について、自分たちを盗聴しているのではないかという懸念が一部のビットコイン利用者から出ていると Protos が報じました。Coldcard の脆弱性で同社への信頼が揺らいだ直後だけに、同じ会社が作る据え置き型の端末にも疑いの目が向いた形です。確たる根拠が示された告発というより、疑心の広がりに近いものだと同誌は伝えています。それでも、自己保管の道具を売る企業にとっては、製品が何を外部へ送っているかを検証できる状態にしておくことが、信頼をつなぎ止める条件になりつつあります。

出典: Protos