【2026/08/09】きのうのビットコイン
きのうのニュース
🇺🇸 CLARITY 法案、8月10日が事実上の期限
米国の暗号資産の市場構造法案 CLARITY Act について、8月10日が事実上の最終期限になると伝えられています。2026年8月時点の複数の報道は、この期限を逃しても法案そのものが消えるわけではなく、積み上げてきた勢いが仕切り直しになるという見方を示しています。ただし包括的な市場構造の立法は次の議会に持ち越され、成立は早くても2027年半ば以降になる見通しです。規制の枠組み自体は別に動いており、SEC と CFTC は2026年3月17日に XRP やイーサリアムなど16資産を証券法の外にある「デジタル商品」と共同で位置づけました。ビットコインはそれ以前から商品として扱われています。
🏢 Strategy 以外の財務企業、30日の購入99%減
CryptoQuant の集計として、Strategy を除く上場ビットコイン財務企業の購入がほぼ止まったと報じられています。直近30日の購入は合計でおよそ1,000BTCにとどまり、2025年8月のピークだった69,000BTCから99%の減少です。小規模な財務企業のなかには、保有分をすべて売却して市場から撤退した先も出ています。背景にあるのは価格で、2025年9月に126,000ドルを超えていたビットコインは、足元で6万ドル台前半での推移が続いています。購入を加速させているのは Strategy で、財務企業による買いの担い手が実質的に一社へ絞られつつある構図です。
⛏️ Dashjr、55%未達なら PoW ハードフォーク
BIP-110 のマイナー支持が55%のしきい値に遠く届かないなか、Luke Dashjr 氏が PoW(プルーフ・オブ・ワーク)のハードフォークに言及したと報じられています。BIP-110 はブロック961,632へ到達して強制シグナリング期間に入りましたが、シグナリングするマイナーは2.5%を超えることがほとんどなく、要件の55%からは大きく離れたままです。BIP-110 はマイナーではなくノード運用者の側でルールを変える UASF(ユーザー起動のソフトフォーク)として推進されており、支持側はマイナーの不支持がそのまま失敗を意味しないという立場を取っています。
⚡ BIP-110 強制シグナリング入り、支持2.5%
ビットコインがブロック961,632に到達し、BIP-110 の強制シグナリング期間が始まりました。UTC では8月8日の19時35分ごろにあたります。BIP-110 は「Reduced Data Temporary Softfork」という名前のとおり、Ordinals のインスクリプションや大きな OP_RETURN など、金融以外のデータをチェーンへ載せる用途を一時的に制限する提案です。ロックインの期限はブロック963,648(8月下旬の見込み)、新しいルールの発効はブロック965,664(9月上旬の見込み)で、52,416ブロック(約1年)で自動的に失効します。要件は55%ですが、実際のシグナリングは2.5%を超えることがほとんどありません。
⚡ 50超のノードで BIP-110 分岐を実況監視
強制シグナリングまで残り69ブロックとなった時点で、開発者の 0xB10C 氏が監視用のダッシュボードを公開しました。Bitcoin Core、Knots、BIP-110、btcd、floresta、electrum、mempool.space など50を超えるノードへ接続し、実装ごとの追随状況を並べて見られるようにしたものです。20を超えるマイニングプールがどのブロックを掘っているかも表示されます。あわせてライブ配信も予告されており、シグナリングの高さに合わせて実況する構えです。分岐が起きたときにどの実装が離れるかを、外部から確かめられる材料になります。
🚨 BTCPay Server に重大な脆弱性、v2.4.2 で修正
BTCPay Server に致命的な脆弱性が見つかり、v2.4.2 で修正されました。認証を経ていない攻撃者が LND の macaroon(認証情報)を盗み出し、Lightning チャネルの資金を引き出せる内容です。公開の警告が出る前に Foundation と Citadel21 が被害に遭っています。運用者に求められるのは、v2.4.2 への即時の更新、macaroon の失効処理、ホットウォレットの資金の移動という3段階です。自前で決済サーバーを立てている側にとっては、ノードへ置いた資金がそのまま持ち出される類の欠陥で、更新を先送りできるものではありません。
🚨 AI 監査、390リポジトリに重大欠陥85件
有志のビットコインセキュリティチーム「Bitcoin Red Team」が、AI を使って390のオープンソースリポジトリを27.5時間で走査し、重大度クリティカルの指摘85件と、重大度ハイの指摘635件を洗い出しました。対象はウォレット、暗号ライブラリ、インフラ関連のコードにまたがります。走査に使った仕組みそのものも公開される予定で、同じ検査を第三者が自分の手で回せるようになります。数時間で数百のリポジトリを横断できる監査が現実になったことは、欠陥を探す側と突く側の双方にとって条件が変わることを意味します。