【2026/08/10】きのうのビットコイン
きのうのニュース
📈 Jeftovic、「ビットコイン・オンリー時代の終わり」を宣言
金融ブログの ZeroHedge が、Mark Jeftovic による論考を取り上げました。Jeftovic は、Coldcard をめぐる一件を文化的にも実務的にも転換点だと位置づけ、イデオロギーよりも現実主義を選ぶ流れが強まったとして、純粋な「Bitcoin Only」の時代は終わったと論じています。ビットコインだけを扱うという姿勢は、自己保管の道具選びから開発者まわりの規範まで、広く共有されてきた前提でした。その前提を、Coldcard をめぐる出来事をきっかけに問い直す議論が出てきたことになります。どの立場が支持を集めるかは、利用者が日々手にする道具の選択にも跳ね返ってきます。
🏢 MARA、18,750 BTC を担保に6億ドルの新規借り入れ
MARA Holdings が、保有するビットコイン 18,750 BTC(約12億ドル相当)を担保に差し入れ、Coinbase Credit と Two Prime Lending から総額6億ドルの新規債務を調達しました。資金は15億ドル規模のオハイオ州の発電所買収に充てられ、AI キャンパスの構想も視野に入っています。ビットコインを売却せずに担保として使い、電力とインフラを押さえにいく組み立てで、採掘企業が積み上げた保有分をどう働かせるかの一例です。一方で担保に置いた分は価格変動の影響を直接受けるため、借り入れの条件と相場の水準が同時にのしかかる構図にもなります。
⛏️ OCEAN、既定の接続先を非 BIP110 チェーンへ復帰
採掘プール OCEAN が、既定の stratum 接続先を BIP110 のチェーンではないほうへ戻すと告知しました。採掘者がプールへつなぐ既定の窓口が切り替わるため、個別に設定を変えていない参加者のハッシュレートは、そのまま非 BIP110 側へ向かうことになります。同じ朝には、BIP110 のチェーンで採掘していた Roughnecks がその名義での採掘停止を告げ、開発者のメーリングリスト bitcoin-dev では BIP 110 自体のステータスを closed にする提案のスレッドも動いています。BIP110 を掲げた側の足場が、採掘と仕様の両面で細っていることを示す動きです。
⛏️ Roughnecks 撤退、BIP110 チェーンでの採掘停止を呼びかけ
BIP110 のチェーンで採掘していた Roughnecks が、0340 UTC のチームミーティングを経て、Roughnecks の名義での採掘を停止すると表明しました。声明では「軽い気持ちで決めた判断ではない」としたうえで、これを BIP110 の運動の敗北とは見ておらず、次の段階への踏み込みだと位置づけています。あわせて、BIP110 チェーンでの採掘をやめるよう呼びかけました。旗を掲げる側で実際にハッシュレートを出していた当事者の離脱であり、同じ朝には採掘プール OCEAN も既定の接続先を非 BIP110 チェーンへ戻すと告知しています。
⚡ BIP 110、ステータスを closed へ更新する提案
ビットコイン開発者のメーリングリスト bitcoin-dev で、BIP 110 のステータスを「closed」へ更新するという提案のスレッドに返信が続いています。BIP は仕様の提案を文書として管理する枠組みで、ステータスの更新は、その提案が今後も生きた候補として扱われるのかどうかの目印になります。議論はまだ返信が重なっている段階ですが、同じ朝には採掘プール OCEAN が既定の接続先を非 BIP110 チェーンへ戻すと告知し、BIP110 チェーンで採掘していた Roughnecks も採掘の停止を表明しました。仕様の側と採掘の側で、同時に整理が進んでいる格好です。
⚡ 合意ルールを変えずにフルノードの容量を減らす案
開発フォーラムの Delving Bitcoin に、合意ルールを変更せずにフルノードのディスク使用量を減らす案が投稿されました。投稿者は、ブロックチェーンの容量という「問題」を、この先も無理なくフルノードを動かし続けられるかという観点からしばらく考えてきたと述べています。そのうえで、「ディスクは安いのだから気にする必要はない」という立場と、もう一方の立場との間に、使いものになる中間地点がないかを探る内容です。合意ルールに手を入れずに済むのであれば、ソフトフォークの合意形成を経ずに実装側で対応できる余地が残ります。自分でノードを動かす人の裾野に関わるテーマです。