【2026/08/11】きのうのビットコイン
きのうのニュース
🇺🇸 米CLARITY法案、元国防長官が国家安全保障案件と主張
元国防長官でCoinbaseの諮問委員会に加わるMark Esperが、Financial Timesへの寄稿でCLARITY法案を国家安全保障上の必須事項だと主張しました。上院では9月15日に討論終結動議の採決が予定されており、可決には60票が必要です。法案のうちDeFiに関する条項とマネーロンダリング対策の条項をめぐる対立は、依然として解決していません。市場構造を定める法案の行方は米国で事業を行う交換業者や機関投資家の設計に直結するため、9月の採決が当面の節目になります。Coinbaseの諮問委員という立場からの発信であり、業界側が安全保障の言葉で法案を後押しする構図です。
🏢 Strategy、現金確保とSTRC買い戻しへBTC再売却
Bitcoin Magazineによると、Strategyは現金のクッションを厚くし優先株STRCの買い戻しに充てるため、保有するビットコインを再び売却しました。同社が最後にビットコインを買い増したのは6月で、それ以降は買い増しが止まったまま、資金繰りの安定に重心を移しています。企業財務としてビットコインを積み上げる動きの象徴だった最大の企業保有者が、売る側に回った形です。STRCの買い戻しという使途が示された点で、単なる相場観による売りとは性格が異なります。買い増しの停止と売却が続くのかどうかは、同じ手法を採る他社の企業財務にも影響します。
🏢 H100、2455BTC取得で欧州2位の企業保有者へ
スウェーデンのH100 Groupが8月10日、ノルウェーのMoonshot ASとPDI ASから2,455 BTCを取得しました。現金を使わない全株式対価の取引で、保有量は3,506 BTCへと3倍に増え、Bitcoin Group SEの3,605 BTCに次ぐ欧州2位の企業保有者になりました。現金を伴わない株式交換でビットコインを取り込む手法は、資金調達の環境が厳しくても保有を積み増せる経路として注目されます。首位との差は約100 BTCで、次の取得しだいで順位が入れ替わる距離です。Strategyが売り手に回る一方、欧州では逆向きの動きが出ている形です。
🚨 BTCPay Server、盗難資金の返還に最大3BTC報奨金
オープンソースの決済処理ソフトBTCPay Serverが、ウォレットの脆弱性を突かれた事件を受け、盗まれた資金の回収に向けて報奨金を出すと発表しました。条件は返還額の10%、上限3 BTCです。あわせて当面のあいだ、新機能の開発よりセキュリティ修正を優先すると表明しました。BTCPay Serverは自前で決済を受け取りたい事業者や個人が使う定番の道具で、そこに穴があったこと自体が、自己ホスト型の決済基盤の前提を揺さぶります。開発チームが優先順位を明示した点は、利用者が使い続けるかを判断する材料になります。
🚨 Lightningの個人間取引ボットlnp2pBot、攻撃続きで終了
Lightningネットワーク上でビットコインの個人間取引を仲介してきたlnp2pBotが、運営の終了を発表しました。運営者の告知によれば、このボットは公開初日から攻撃を受け続け、生じた損失は運営側が引き受けて運用を続けてきましたが、ついに続けられなくなったと説明しています。数日前には終了の可能性が予告されていました。取引所を介さずに個人どうしで売買する経路が一つ消えることになります。告知はスペイン語で出されました。BTCPay Serverの事件と同じ週に重なり、自前で立てる仕組みを狙う攻撃の負担が改めて見えた形です。
⚡ BIP-110のフォーク、2ブロックで停止しマイナー追随せず
Knotsのコミュニティが支持してきたBIP-110が土曜日にフォークを試み、2ブロックで止まりました。ネットワーク上のスパムを整理することを狙った物議を呼ぶ提案でしたが、集まった採掘力はごく一部にとどまり、マイナーは追随しませんでした。開発者メーリングリストのbitcoin-devでは、BIP 110の状態をclosedへ更新する議論も出ています。合意のないルール変更がマイニング側の支持を得られないことを実地で示した出来事で、スパムをめぐる長い論争の一つの区切りになります。支持側と大多数の採掘事業者との距離が、そのまま2ブロックという結果に表れています。
⚡ Luke DashjrのBIPエディタ解任動議、開発者リストへ
ビットコインの開発者メーリングリストbitcoin-devに、Luke DashjrをBIPエディタから外す動議が出され、返信のやり取りが続いています。BIPエディタは提案に番号を割り当て、状態を管理する役割で、誰がその任にあるかは提案の扱われ方に直接効きます。同じ時期にBIP 110の状態をclosedへ更新するスレッドも立っており、BIP-110のフォーク失敗と地続きの動きです。Stacker Newsでは解任を歓迎する投稿が出るなど、議論は開発者の場の外にも広がっています。動議の可否や手続きの進め方は、まだ確定していません。